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国内に沸騰水型原発は三十基あり、そのほとんどが二〇〇〇年ごろ、設計を超える過酷事故対策の一環で耐圧強化ベントを設けた。
だが、原電敦賀1号機は原子炉の蒸気を冷やす非常用復水器を設置するなどの対策をしており、「過酷事故が起きたとしても、格納容器が損傷する確率は1%にも満たない」と見送ってきたという。ベント設置に法的義務はない。
その後、敦賀1号機と同機種の福島第一原発で事故が起きたため、原電は四月にベント設置を決定、福井県などに報告していた。
原電は〇二年、敦賀1号機の運転を一〇年に終了し、廃炉にするといったん表明。その後、3、4号機の建設が遅れている事情もあり、運転期間を一六年までに延長している。
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