loneliest_predator
2010年10月17日 ベネズエラのグリ湖の小さな島で見られた雑食性のサルを頂点とする空間では、このサルを捕食する者が存在しないために独自の生態を示すようになった。集団は崩壊し、サルは孤独な個体となり、「木々さえも、サルたちに復讐(ふくしゅう)」し始める。葉をすべて食べつくされた木が新たに出す芽には毒素が含まれるようになり、朝食は服毒の時間となった。森は裸同然になるが、それはアルマジロなど捕食者のいなくなったアリが自然を大きく変えたためだ。やがてこの地のサルもアリも絶滅するだろう。